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長崎市子どもを守る条例

市民みんなでいじめ、児童虐待、体罰等をなくそう!

長崎市では、平成26年4月1日、「長崎市子どもを守る条例」を施行しました。
条例では、子どもの心身に重大な影響を及ぼすいじめ、児童虐待、体罰等を防止し、子どもが安心して生活し、学ぶことができる環境づくりを行うことを宣言しています。
市民の皆さんで、社会の宝であり未来の希望である子ども達を守り、地域全体で子どもを育てましょう。

なぜ条例を制定したのか?

いじめ等を防止するには、社会や家庭の問題など幅広く取り組んでいく必要があります。
子どもを取り巻く環境にある市民みなさんで、いじめ等の防止、早期発見、対処に取り組み、子どもが安心して生活し、学ぶことができる環境を整えるために、共通ルールともいえる条例を制定しました。

いじめ、児童虐待、体罰等に悩んでいたら・・相談しよう!

いじめ等にあっていたり、いじめ等を見かけた子は、勇気を出して、信頼できる身近な人に相談してください。
また、いじめ等にあっている子どもを、地域の皆さんが見かけたりしたら速やかに下記にご相談ください。
その他、子どもに関するあらゆる相談をお受けしています。

<リーフレット:小学生のみなさん向け>

<リーフレット:中高生のみなさん向け>

相談窓口
  • こども相談センター
    主に、小・中・高校生のこどもからの相談に対応する相談窓口
    【相談方法】
    電話相談:095-829-1122、月曜日~金曜日(祝日を除く)の午前8時45分~午後5時30分
    来所相談:長崎市こども相談センター(2階2B)月曜日~金曜日(祝日を除く)の午前8時45分~午後5時30分
    メール相談:soudan_kodomo@city.nagasaki.lg.jpまでご相談ください。開庁時間にお返事します。
    LINE相談:こども・子育てイーカオ相談からご相談ください。開庁時間にお返事します。
  • NEW!
    令和6年8月、こども相談センターのクリアホルダーを長崎市内小学4年生の児童及び中学2年生の生徒に配布しました。また、こども相談センターカード(名刺サイズ)を長崎市内小中高等学校に配布しました。長崎市立小中学校には、学習者用パソコンに情報を掲載しています。
  • 教育研究所

【相談内容】
不登校、いじめ等に関する相談、障害のある児童生徒に関する相談
【相談方法】
電話相談:0120-556-275(こころつなごう)、月曜日~金曜日(祝日を除く)の午前8時45分~午後5時30
来所相談:市民会館7階、月曜日~金曜日(祝日を除く)の午前8時45分~午後5時30
長崎市学校適応指導教室「ひかり」:心理的な理由により不登校となっている児童生徒に対して、個別相談、小集団での指導を行いながら学校への高校を目指し、自立する力を育むことを目的とした教室です。

条例のポイント

 

市全体で、いじめ等を許さないということを宣言

いじめ等は、子どもの心身の成長や人格の形成に重要な影響を及ぼすものです。どんな理由があっても、行われないようにしていかなれければならないことを宣言しています。

市全体で、子どもを守る取り組みを行うことを宣言

いじめ等を防止し、子どもを守る取り組みを各々の役割に基づいて実施することを宣言しました。

役割の明確化

家庭や学校、市や地域がいじめ等防止や解決に向けて、その対策に取り組むことができるよう、それぞれの役割を明確にしました。
【市の役割】

  • 市は、保護者、市民、事業者、学校、育ち学ぶ施設や関係機関等と連携して、子どもをいじめ等から守るために必要な施策を総合的に実施します。

【保護者の役割】

  • 保護者は、子どもの養育と成長について責任があることを自覚し、愛情をもって子どもを育み、しつけなければなりません。
  • 保護者は、子どもに対し、社会の一員としてルールを守り、いじめ等が許されない行為であることを十分理解させるよう努めなければなりません。

【市民と事業者の役割】

  • 市民と事業者は、条例の基本的な考え方に沿って市や学校などが行ういじめ等の防止等の取組みに協力するよう努めなければなりません。

【学校の役割】

  • 学校は、子どもの思いやりのある豊かな心を育てるとともに、子どもが他の人と協調することができる力を育みます。
  • 学校は、条例の基本的な考え方に沿って、保護者、市民、事業者や関係機関等と連携し、いじめ等の防止や早期発見に取り組むとともに、いじめ等に適切かつ迅速に対処します。

【育ち学ぶ施設の役割】

  • 育ち学ぶ施設は、子どもをいじめ等から守ることについて理解を深め、いじめ等を見過ごさず、子どもが安心して育ち学ぶことができる環境づくりに努めなければなりません。

【子どもの努め】

  • 子どもは、自分を大切にしましょう。
  • 子どもは、他の人を思いやり、お互いに仲良くしましょう。
  • 子どもは、いじめ等を見て見ぬふりをしないようにしましょう。
  • 子どもは、悩みがあるときは、すぐに相談しましょう。
広報や啓発、相談体制の充実

市は、いじめ等の防止等について、市民の皆さんの理解を深め、知識を広げることで広報や啓発を行います。
また、相談体制を充実させ、いじめ等に関する相談等に迅速に対応します。
市や学校は、いじめ等があった場合は、いじめ等に関係する人に対し、必要な支援を継続的に行います。

令和5年6~11月、長崎市委託のNPO法人子どもの人権アクション長崎(通称あじじの会)による、「いじめ防止子どもワークショップ」を実施しました。
長崎市内10校20クラスの小学校5~6年生の児童を対象にしたワークショップでは、いじめについての基礎知識や毛糸のワークを使って「いじめモード」の問題性について学び、いじめに気付いた時の対応について考えました。

関係機関との連携の充実

市は、いじめ等の防止、早期発見及び対処に係る関係機関との連携を図るために、「子どもを守る連絡協議会」を設置します。

深刻ないじめ等が発生したら・・

市は、相談・通報があったいじめ等に関して当事者から申立てがあり、特に市長が必要と判断した場合に、客観的な立場で調査審議を行うため、「子どもを守る専門委員会」を設置します。

長崎市こどもみらい課
〒850-8685 長崎市魚の町4番1号
電話:095‐825‐1949 ファクス:095-821-1938